下水道のリノベーション

摘要

下水道、集落排水、浄化槽を合わせた汚水処理人口普及率は、平成29年度末現在、90.9%に達し（図-1参照）、これまでに整備した下水道施設は、処理場約2,200ヵ所、下水道管約47万kmにも及ぶ（図-2参照）。このうち、処理場では平成28年度末時点ですでに約8割が標準的な耐用年数を経過している。下水道管では、標準的な耐用年数を経過した管は平成28年度末時点で約3%だつたものが、20年後には約28%まで増加することとなり、施設の老朽化は今後も確実に進むこととなる（図-3参照）。