今池水みらいセンターで発生した堺市公共下水道管破損事故の対応と今後の対策

摘要

平成29年10月24日13時30分、大阪府の大和川下流流域下水道·今池水みらいセンター（今池MC）の敷地内に埋設された堺市が管理する流末の下水道管付近で陥没が発生しているとの連絡がありました。周辺調査中も陥没は進行し、その後徐々に拡大しました。10月24日夜には生活排水の増加に伴い、今池MCに隣接する堺市北区常磐町3丁目付近における下水溢水が生じ、集水区域約515ha、約2万8,000もの世帯に対し下水道の使用自粛要請を行うほどの重大な事故となりました（写真—1、2）。