再生可能エネルギーの地産地消への取組み〈神鋼環境ソリューシヨン·OGCTS〉

摘要

当社は、2003年10月に（株）神戸製鋼所の環境部門と神鋼パンテック（株）の統合により設立され、今日まで神戸製鋼グループの環境ビジネスを担う企業として邁進してきました。当社は、下水処理場から発生する消化ガスの有効利用に着目し、2008年から神戸市にある東灘処理場で消化ガスを高度精製した「こうべバイオガス」を自動車燃料に利用する事業や、2010年からは天然ガス相当まで高度精製した「こうべバイオガス」を都市ガスの導管へ注入する事業に参画するなど、今まで未活用であった消化ガスの利活用事業に積極的に取り組んできました。また、2012年の再生可能エネルギー固定価格買取制度（以下、FIT制度）が施行されたことにも着目し、神戸市にある垂水処理場で取り組まれた神戸市と大阪ガス（株）の100%子会社であるエナジーバンクジャパン（株）との共同事業である「こうべWエコ発電プロジェクト」にも参画し、消化ガス発電事業にも早くより取り組んできました。