中国の通信キャリア3社 基地局運営の新会社 一体化でコスト削減

摘要

チャイナ•モバイル(中国移動通信)など中国の大手通信ャリア3社は7月中旬、中国で本格サービスが始まった第4世代通信(4G/LTE)の基地局の建設と運営を行う新会社を設立すると発表した。3社で基地局設備の建設と運用を一本化してコスト削減に取り組み、加入者の増加ぺースが遅いLTE通信のユーザー拡大を目指していく。2013年末に中国で始まったLTE通信の基地局建設が加速している。中国最大手キャリアの中国移動が先行し、14年末までに58万基のLTE基地局を設置する。中国移動はLTE通信の利用可能都市を14年末までに344都市に拡大させる。その一方、チャイナ•ユニコム(中国聯通)は北京や天津、上海、重慶、広州、深圳などで、チャイナ•テレコム(中国電信)は江蘇省南京市、広東省や上海などでLTE通信を試験運用しているが、基地局の建設では中国移動に遅れをとっている。