訓練で視覚能力向上 習熟·感度 対応脳部位が別活動 日米共同研究 進展期待

摘要

訓練を行うことで、視覚能力試験の成績は向上するが、それは課題の解き方がうまくなるのか(課題習熟)、それとも視覚能力そのものが向上しているのか(感度向上)。国際電気通信基礎技術研究所(ATR)と米ブラウン大学の共同研究チームは、脳イメージング法と人工知能技術(スパース機械学習)を組み合わせることで、習熟と感度向上に対応する脳部位がそれぞれ別の脳活動を行っていることを明らかにした(2種統合モデル)。ここ20年来の論争に決着をつけるとともに、様々な脳機能を選択的に向上させる方法論の開発に道筋をつけた。Cerebral Cortexオンライン版に13日、掲載された。