日本化学会第99春季年会3月16日から4日間神戸市の甲南大岡本キャンパスで

摘要

日本化学会（川合眞紀会長）は3月16曰から4日間、甲南大学岡本キャンパス（兵庫県神戸市東灘区岡本）で、第99春季年会を開催する。日本化学会の春季年会は、日本最大規模の化学の学会発表の場であり、化学に携わる研究者が一堂に会する年に1回の学術集会。学術研究の成果発表を主とするアカデミックプログラム（AP）と産学官の研究者が最新の話題について情報交換·共有するアドバンスト·テクノロジー·プログラム（ATP）で構成されており、第99春季年会ではAP4516件、ATP290件、受賞講演や最新の話題をテーマとする特別企画、特別講演、国際シンポジウムなど、合計5137件の講演が行われる。特別企画の科研費改革には多くの注目が集まっている。国内の産学官の研究者、学生はもちろん、韓国、中国、台湾、アメリカ、イギリス、ドイツ、カナダ、インド、インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナムなど、30カ国以上から研究者が登録しており、約8500人の参加者が見込まれている。また今回は、一般の人を対象にした市民公開講座「身近なスゴい科学〜心とからだの豊かさを求めて〜」では、スメルハラスメントや文学と化学との関連など興味深い講演が行われるほか、近隣の子供たちを対象とした小学生向け実験教室や3年ぷりの「なぜナニ化学クイズショー」など、多彩なプログラムが実施される。今回の特集では、近藤輝幸実行委員長のインタビューのほか、春季年会のハイライト講演などを紹介する。