北広島下水処理センターにおけるバイオマス共同処理の実際

摘要

北広島市は道都札幌市と新千歳空港の間に広がるなだらかな丘陵地に位置し，札幌市の南東に隣接する人口6万522人（平成23年7月末現在），面積118.54km~2の街である。明治17（1884）年に広島県人25戸103人が集団移住し，開拓の鍬がおろされてからおよそ120年，昭和40年代から札幌市のベットタウンとして人口が増加し，宅地開発や工業団地の造成，都市施設の整備が着実に進められ，平成8（1996）年9月に市制を施行したばかりの青年期の街である。