「1社でも多く」をめざして

摘要

私は京都の電気機器メーカーに37年間勤続，2000年3月に定年退職し，すぐにKES創設に参加しました。それは，勤めていた会社が1997年にISO14001を認証取得し，私も主任内部環境監査員に任命され約4年間環境マネジメントシステム（EMS）活動に携わり地球環境問題への取組みの必要性を実感していたからです。　しかし，ISOの認証取得費用が数百万円と聞かされ，この審査費用に耐え得るのは一握りの大手企業のみで，圧倒的多数の中小企業までは拡がらないと仲間内で話し合っていました。当時京都の大手企業の環境担当者で構成されていた京都工業会の環境委員会のメンバーから，中小企業向けの環境規格を作ろうと発案があり，定年退職を機にKES創設メンバーに誘われ参画しました。