レールガス圧接用押抜き刃

摘要

レール溶接法の一つであるガス圧接法では，図1に示すように，作業工程において形成した膨らみを熱間で押抜きますが，この際，押抜き刃先端付近には大きな応力が作用します。よって，接合状態が不良で十分な接合強度が達成されていない部位が存在すると，レール表面の接合箇所に押抜き割れが発生することがあります。この押抜き割れは，施工後の磁粉探傷検査で検出され再溶接の措置が講じられますが，検査で見逃された場合，折損に至る危険性があります。そこで，レールガス圧接部の信頼性を向上するため，押抜き割れの発生を低減する押抜き刃を開発しました。