海外鉄道技術情報

摘要

エネルギーの貯蔵による鉄道の効率の改善について解説した。フライホイールの材料としては、鋼、アルミ合金、チタン合金、ガラスファイバー、カーボンファイバーが用いられる。フライホイールは、輸送以外に、無停電電源、周波数調整と維持、クレーンなどに用いられる。パワー変換時の効率は、パワーレベルに依存する。電気機械によって駆動される機械的エネルギー貯蔵システムは、モータあるいは発電機として動作することができる。Advance Energy Storage Systems Projectで開発されたフライホイールは、重さ6トン、速度6500rpm、 55kWhで、スペインのマドリッドの実験所で試験が行われた。