ファストン端子圧着不良による解錠不能

摘要

列車を△△駅構内2番線に進入させるため、下り第1•第2場内信号機21RB•23Rを設定した。列車進入後、21RB•23R進路を取り消すため、てこを定位にしたが112T、122イTの進路表示灯(白ライン)が点灯のままであった。その後、112T、122イTの進路表示灯(白ライン)が滅灯し、後続の列車を1番線に進入させるため下り第1•第2場内信号機21RA•22Rを設定した。列車進入後、21RA•22R進路を取り消すため、てこを定位にしたが112T、122イTの進路表示灯(白ライン)が点灯のままであった。継電連動装置のリレー動作状況を解析したところ、列車が112T進出後も進路鎖錠リレ一112TRSが扛上していなかった。テスターにて112TRSのリレー回路の112TRS-コイル～112T2番フロント間の電圧を確認した。次に112TRS-コイル～112TU2番コンモン間の電圧を確認したところ、電圧が無かった。調査中に112TU2番コンモンの配線に触れたところ、112TRSリレーが扛上した。112TU2番コンモンファストン端子とケーブル芯線間の導通を確認したが導通がなかった。