耐震設計指針の改訂に対する鉄道•運輸機構の取組み

摘要

鉄道•運輸機構では耐震設計指針の改訂後、整備新幹線に適用するうえで「電車線路設備耐震設計指 针一同解説」に未記載の設計条件を補完し、過大な委託荷重とならないよう電柱基礎の土木委託の手順を 変更した。また、実際の土木構造物の土木係数をもとに電車線柱の応答加速度を算出し地震時の計算荷重 のイメージを掴むとともに、新型電車線柱の開発を行い、スリップジョイント柱及び高強度鋼管柱を機構 規格として制定した。本稿では、当機構の耐震設計指針の改訂に対する取組みについて紹介する。