「平成30年7月豪雨災害」における電力設備の復旧

摘要

2018年7月に発生した「平成30年7月豪雨災害」では西日本の各所で被害が発生したが、広島支社が管轄するエリアにおいても橋りようの流出や土砂流入、電気設備の水没•損壊など列車運行に必要な設備に甚大な被害を受けた。支社を挙げて早期復旧に取組むなか、電気部門においても被災直後から関係各所と連携し、あらゆる手段を活用して被害状況の確認を行った。また並行して復旧材料の手配や復旧工事の設計、工事施工要員の確保を行つて復旧工事にあたった。本稿では、特に被害の大きかった本郷〜河内駅間及び水尻駅構内における電力設備の復旧工事について報告する。