鉄道における通信·無線利用の変遷（2）

摘要

前回の、2.鉄道の有線通信系の黎明期から発達期の2.3通信ケーブル回線に続いて搬送回線について以下に記載する。明治5年、鉄道開業から通信手段として裸線による通信冋線構成が行われてきたが、大正末期から長距離間通信手段として裸線に搬送波を重畳させての搬送通信回線の実用化試験が行われていたが、大正から昭和の年代となり、昭和3年10月京都において昭和天皇即位御大典が執り行われた。