三菱電機 鉄道車両用にフルSiC適用 40%の電力量削減 優秀省エネ機器表彰 経済産業大臣賞 受賞

摘要

三菱電機は鉄道車両用に、フルSiC(炭化シリコン)パワーモジュールを適用し、40%の電力量を削減した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトとして行われた同成果は、このほど、日本機械工業会連合会が実施する第36回優秀省エネルギー機器表彰の「経済産業大臣賞」を受賞した。鉄道車両用主回路システムを小田急電鉄1000形リニューアル車に搭載し、15年1月から、世界初のダイオードからトランジスタまでフルSiC適用の車両用装置として営業運行を開始。15年1月17日-3月31日の間、消費電力量の測定を行った。