デジタル政策の司令塔発足へ民間の知恵も生かす

摘要

政府は、デジタル政策の司令塔を担う「デジタル庁」の発足に向けて動きだした。国や地方自治体などの情報システムを統括·監理することに加えて、新型コロナウイルス禍で弱点を露呈した行政サービスの質向上も目指す。今年は、国主導のデジタル変革を支えるIT各社の存在感が高まりそうだ。「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」。政府は昨年12月、そhなデジタル社会の実現に向けた「改革の基本方針」に加えて、「デジタル·ガバメント実行計画」を閣議決定した。18日に召集の通常国会に関連法案を提出。21年度当初予算案では、デジタル庁関連に約3千億円を充てた。