セイコーエプソン売上げ1兆900億円計画（今年度）4-9月営業益は8%増

摘要

セイコーエプソンは19年3月期の通期業績で前回予想より400億円多い1兆900億円の売上高(売上収益)を計画する。碓井稔社長は「将来成長に向けた戦略的な投資と、プリンタのビジネスモデル変革を加速させる」と戦略を強調する。同社の第2四半期(4-9月)の決算は、売上高が前年同期比で微増となったものの、利益面では営業利益が同8%強、四半期利益が同35%弱の伸びを記録するなど順調に推移した。戦略製品·分野の開拓が着実に進展している。特に、大容量インクタンクモデルの拡大が継続したほか、高速ラインインクジェット複合機の販売拡大に向けた取り組み、商業·産業用分野(サイネージ·テキスタイル·ラベル)の拡大、プロジェクタの強化領域での成長などが成果となった。