塗膜防水層下の下地コンクリートひび割れ部の含水状態

摘要

近年、鉄筋コンクリート建物の表面からの劣化防止を目的に、有rn機系塗膜材料の塗布による表面保護工法の使用が増えている。それrnら材料に期待されるのは、基本的には炭酸ガス遮断と水分の遮断でrnある。しかし、コンクリートはひび割れ発生を避けることが困難とrnいわれている。ひび割れが生じた場合、劣化因子の浸透が容易となrnり耐久性は著しく阻害することが指摘されていることから、これrnら材料を耐久性向上に役立たせるためには、下地にひび割れが生じrnても、このことを担保できるかどうかを明らかにしておく必要があrnる。