幼稚園·保育所等におけるインフルエンザ対策の室内温湿度環境への影響(その1): 南東北地方の施設を対象としたァンケート調査と冬季実測調査を用いた検討

摘要

南東北地方に立地する幼稚園·保育所·認定こども園を対象にァンケート調査及び実測調査を実施し、空気清净機·加湿器等の設置状況や室内温湿度環境の実態把握を行った。また、室内環境とインフルェンザによる園児の欠席状況の関連についても検討した結果、以下の知見が得られた。なお、結果の一部は2018年度2019年度日本建築学会大会学術講演18)19)において発表した内容に、新たな分析結果を加え、作成したものである。1.南東北地方の空気清浄機·加湿器等の設置率と完備率は、東海地方、北陸地方と比べ、最も高い値を示した。また、インフルェンザ対策における換気と加湿の重視度では、加湿重視の傾向を有し、換気重視の傾向がある東海地方、北陸地方と異なっていた。