中間調

摘要

脳のポケモン領域……任天堂ゲームボーイのソフトとして1996年に発売されたポケットモンスターは,アニメ化されるなど，現在も続く世界的なヒットとなった。ポケモンの種類は151匹と多く当時の小学生は「ポケモン言えるかな？」などの歌で必死にキャラを覚えた。スタンフォード大学の研究によると，子供の時に長時間ゲームをプレーした人の脳には特定の領域が形成されていたという。幼少期にポケモンに慣れ親しんできた成人を対象に様々な画像を見せたところ，ポケモンの画像では脳の後頭側頭溝が活発に反応したが，まったくしなかった人は,動物の画像には反応したが，ポケモンの画像では反応は見られなかったそうだ。ゲームを進めるために多くのキャラを知り尽くしていなければならないので，脳にポケモン専用の領域が形成されたのではないかという。ゲームに熱中していたことで脳に悪影響がでたという証拠はないそうだが，最近のポケモンの種類は，802匹に増えている。