虻田郡の京極発電所1号機の営業運転開始道内初の純揚水発電所 可変速システム採用

摘要

北海道電力は、虻田郡京極町の京極発電所1号機の営業運転を開始した。同社では、北海道における電力の安定供給を確保するため、電力供給基盤の構築に取り組んでいる。2001年9月から、ピーク供給力としての役割に加え、需要変動への対応に優れた揚水式発電所である京極発電所(発電所最大出力1〜3号機合計60万kW)の建設を進めてきた。京極発電所は北海道初の純揚水式発電所。系統の周波数を一定に保つよう瞬時に入出力調整を行うシステム(可変速揚水発電システム)の採用により、需要変動、風力発電および太陽光発電等の再生可能エネルギーが連系拡大した際の出力変動等への対応が可能となり、電気の品質維持に大きく寄与する。