震災前後のALOS及びTHEOS画像による「衛星画像地図」の作成及び衛星処理データの提供

摘要

東日本大震災の発生を受け，RESTECでは，発災3日後の3月14日から「だいち（ALOS）」により緊急観測され たデータの無償提供を実施した。併せて，RESTECとNTTデータは，災害前に整備していたALOSオルソ画像および 害後に取得されたALOSとタイの衛星「THEOS」の画像を利用し，岩手県から福島県にかけての沿岸地域における地図 重畳画像プロダクトを作成後，専用WEBサイトを開設して70ログクトを公開した。プロダクトは，衛星画像と道路や公 共施設等の地図情報を重ね合わせた，座標情報を含むPDF形式の地図データである。また，ソーシャルメディアの活用に 　より，日本HPと帝塚山学院大学等の協力を得て紙地図印刷サービスを実施し，現地対策本部等に紙地図プロダクトを配 布した。本報告は，これらの活動内容と結果をまとめるものである。