「キレイキレイ」ハンドソープ詰替え容器の開発におけるCAEの活用

摘要

CAE (Computer Aided Engineering)とは，1970年代後半に米国で提唱された「製品の設計や開発においてコンピューターを広く活用する」という概念である~(1))。その後，コンビユーターの進歩や汎用ソフトの開発によって広く普及するに伴い，CAEは工学的な課題を予測するシミュレーションやそのためのツールを意味する言葉として使われるようになった。CAEは，自動車，航空宇宙，建設分野をはじめとして，多くの産業分野で積極的に活用されている。一方，包装容器分野では，費用-時間共に試作の制約条件になりにくいことがー因と考えられ，利用はいまだ一部の大手企業にとどまるようである~(2)3))。