建築が支配しない都市空間の在り方

摘要

私が設計事務所を構えてる渋谷を筆頭に、最近の東京で行われている再開発は画ー的なものが多い。東京の特徴が消えていくことに、私は危機感を持っていた。高さ200m超の建物では構造上、均質化していくのは仕方のないことではある。だが私としては経済を優先して高層化し、空中を人が歩くような不自然な建築に賛成できない。ウイズ原宿は発注者の要望もあって、中層範囲にとどめた設計ができたので満足している。できるだけ地面を人が歩けるようにする他、高低差を使って外部空間をたくさhつくりたいと初めから考えていた〔写真8〕。