シリーズ ISO9001, ISO 14001規格改正移行対応変わる規格•変わる審査⑦ISO 9001品質マネジメントシステムの主な改正ポイント その2

摘要

前回では，「IS0 9001品質マネジメントシステムの主な改正ボイント」の前編として，2015年版の箇条構成，2008年版との比較，MSS共通テキストに基づく共通要素，用語の変更点，文書化した情報要求項目について触れました。最終回となる今号は，その後編について述べたいと思います。これも共通的な改正ボイントであり，ISO 14001(環境マネジメントシステム)：2004にはすでに「自覚」として要求事項が登場していましたが、ISO 9001では，初登場となりますので，少し述べてみましょう。規格要求は，「組織は，その管理下で働く人々が，『品質方針』『関連する品質目標』『品質マネジメントシステムの有効性に対する自らの貢献』『品質マネジメントシステム要求事項に適合しないことの意味』について認識をもつようにさせなければならない」というものです。