新しい学校観·教育観に立つ教育施設

摘要

長澤アクティブラーニングという言葉が、次期学習指導要領についての文部科学大臣から中央教育審議会への諮問の文中に使われ、大きな注目を集めました。従来の学習指導要領は教育目標に沿って、教科等の内容と時間数を示すものでしたが、今回は学び方や教え方、すなわち方法について記述されている点が大きな特徴と言えます。同じくキーワードとなっている社会に開かれた教育課程、チームとしての学校、ICT化、インクルーシブ教育等も含め、方法が変わるということは、活動形態も多様化し、その場となる空間や場所に変化が求められ、学校建築のとらえ方にも見直しが求められます。さらにチームとしての学校という言葉で、教職員同士の協働に加え、地域との関係が1つのテーマになっています。