地域密着型介護老人ホーム　やすらぎ園　きらめき

摘要

千葉県旭市は、県の北東部に位置しており銚子市からも程近い、温暖で生活のしやすい地域に位置する。計画の当初、海の幸·山の幸に恵まれていること、物価が安く気候が温暖で過ごしやすいことから、この地域を離れることなく住み続ける人が多い地域であると建築主より聞かされた。本計画は、そのような地域を愛し、地域で長く生活してきた各々の生活者が、最期を過ごすための施設を整備することであった。施設としては、地域密着型特別養護老人ホーム29床、ショートステイ10床を新たに整備するものである。地域で長らく生活してきた高齢者が違和感なく利用できるように、大きく2つのコンセプトで応える計画とした。「中庭を中心とした計画とすること」、「木の採用」である。