新学習指導要頸と学校図書館：探究型の学習指導に対応できる学校図書館づくりに向けて

摘要

2008年3月に告示された新学習指導要領は，rn2009年度からの移行期問を経て，小学校は2011年rn度，中学校は2012年度から全面実施される。告示rnに先立って中央教育審議会（以下，中教審という）rn初等中等教育分科会教育課程部会は，2007年11月rn7日に「教育課程部会におけるこれまでの審議のrnまとめ」を公表し，現行の学習指導要領の理念をrn実現するためのこれまでの五っの課題と改訂の七rnつのポイントを挙げて，新学習指導要領の基本的rnな考え方を示した。「生きる力」にたいする共通理rn解の不足，指導を躊躇する教師の増加，授業数のrn減少といった5項目にわたる異例の反省1）は，いrnわゆる「ゆとり教育批判」に配慮したものと考えrnられるが，改訂後の指導要領では，「生きる力」をrn育むという理念は継承するとした上で，「総合的rnな学習の時間」や中学の選択授業は削減され，国rn語，算数・数学など主要教科の授業時間が増えてrnいる。