高濃度乳腺に対するエネルギー弁別型フォトンカウンティングマンモグラつィ画像の撮影条件の検討

摘要

【目的】日本人は高濃度乳腺の傾向が極めて高く,マンモグラフィでは腫瘍の鑑別が難しい場合があるといわれており，高コントラストあるいは高いCNRの画像が必要である.我々はCdZnTe検出器を用いたエネルギー弁別型フォトンカウンティングマンモグラフィ装置を開発中である.これまでに，通常のマンモグラフィ装置での30kV前後の管電圧の画像より，試作装置での高管電圧(50, 75kV)の画像でCNRが高いことがわかっているため，本研究では，これらの電圧を用いて，シミユレーションにより高濃度乳腺に対して高いCNRの画像を得るための撮影条件を検討した.