煙樹ケ浜松林のマツ枯れ実態調査: マツ枯れの実態と農薬散布後の虫の死体調査について

摘要

和歌山県日高郡美浜町の煙樹ケ浜桧林では，1955年頃よりマツ枯れが発生し，農薬地上散布·空中散布，樹幹注入，伐採処理等が行われたが，1994年頃からマツ枯れが急増した．著者たち日高地域環境研究会では，これまで12年間，松枯れの実態を究明するため農薬散布後の虫の死体調査等を行ってその実態を調査研究してきた．現在までの研究結果について報告する．