耐震化に革命を! ！ダイスとロッドの摩擦を利用した「橋梁耐震工法」

摘要

「変化への挑戦」を指針として数々の実績を重ねてきた青木あすなろ建設株式会社技術研究所(茨城県つくば市)。今般、「九州建設技術フォーラム2017」に出展された技術「摩擦ダンパーを用いた橋梁耐震工法」及び「ダイス·ロッド式摩擦サイドブ ロック」は、同社と首都高速道路株式会社との共同研究により開発•製品化されたものである。近年、我が国を襲った大地震 の被災状況から、既設橋梁への耐震補強が急務と言われ、各分野での取り組みが加速している。本記事で紹介する新技術は 同社独自の「ダイス• ロッド式」を採用し、その摩擦力によって耐震性能を向上させる極めて画期的なものであリ、実用化の 目途が立っている。執行役員·技術研究所所長牛島栄氏に、その詳細を伺った。