社会資本整備の進展と地域の安全•安心にむけて

摘要

中部圏は、日本経済を牽引する「ものづくり」産業が集積し、文化•歴史•観光面でもポテンシャルが高い地域である。当地域の今後の更なる発展に向けては、物流効率化、観光振興、豊かで住みやすい地域づくりなどが求められている。一方、切迫する南海トラフ巨大地震や水害等への対応が急務であり、施設の耐震化や総合的な治水対策、津波•高潮対策なども重要である。平成28年3月に策定した「中部圏広域地方計画」の「暮らしやすさと歴史文化に彩られた"世界ものづくり対流拠点一中部"」を目指し、社会資本整備を重点的、効果旳かつ効率的に推進する概ね5カ年の「中部ブロックにおける社会資本整備重点計画」を踏まえ、現在、4つの基本戦略を展開している中部地方整備局の平成29年度予算の概要について企画部長岡村次郎氏に伺った。