既存構造物の調査•点検に活躍する非破壊技術「高周波衝撃弾性波調査」など3つのテーマ

摘要

(株)ダイヤコンサルタントは、土木•建築の分野で積極的に展開される「維持•メンテナンス•再利用」への取り組みに貢献できる、数々の優れた技術を誕生させてきた。コンクリート構造物などに対し、弾性波(高周波成分)の伝播特性を活かして内部の損傷や劣化の度合いを簡便に把握する「高周波衝撃弾性波調査」。さらに、同社の「遠隔変状監査システム」による、豪雨など災害時の道路パトロールの高度化、「DSA (ダイヤサウンドアナライザー)」を用いて打診音調査の結果から調査対象物の健全性を定量的•客観的に評価する「音響打診音調査」などである。すでに様々な現場で導入され、最近では、熊本地震の早期復旧のために貢献するなど、厚い実績を重ねている。 それらの詳細と最新トピックスについて、(株)ダイヤコンサルタント防災•保全事業部技師長永井哲夫氏にお伺いした。