19世紀前半のフランスにおける装飾図集及び装飾カタログに関する研究出版目的，装飾モチーフ，産業芸術思想に関する分析を通して

摘要

今日でも広く利用される建築関連の出版物にカタログがある。カ タログは、フランスにおいては19世紀の初頭に、まずは建築装飾の 分野においてあらわれた。これら装飾カタログ（catalogues d'omements）は、それ以前から多く出版されていた装飾図集（recueilsd'omements）の体裁を踏襲しつつ、産業化が急進する19世紀においてあらたな意味づけを与えられていく。