ジュジョ-ルの自筽図面に見る彼の創作慴度建篵家ジュゼップ･マリア･ジュジョール研究(2)

摘要

本稿においては、第一に、ジュジョールの残した図面・ドローインrnグを時期を画して整理することを通して、各期の特質を示す図面資料rnを抽出し、その特質を明らかにした。彼が図面・ドローイングにおいrnて学生時代から一貫した質を保持していたこと、ガウディとの関係にrnついては、ガウディから影響を受けつつも、ガウディは自らの作品にrnおけるジュジョールの担当部分については独自性を発揮することを大rnきく許し、ジュジョール自身の基本的作風は一貫したものであったとrn言えること、＜モデルニスモ＞から古典回帰を標榜する＜ノベセンrnティスモ＞へと建築思潮が変遷する中で、ジュジョール風ともいうべrnき躍動感に溢れた筆致と一体となった造形の実現を保持し続けたことrnを示した。