REGARDING THE COUNTINUITY AND FEATURES OF RURAL COMMUNITY PLAN'S IN ZONES WHERE KOBE CITY RESIDENTS CO-EXIST WITH NATURE: A CASE STUDY ON KANDE NORTHERN-VILLAGE IN THE WEST WARD OF KOBE CITY

摘要

In this research, with regards to Kande Northern Village, which has had multiple continued activities for village building until now, from the interchange enterprise in its Rural Community Plan, the details of the enterprise operation outline and the role division between residents of the actual enterprise while focusing on the division of roles between villagers of the actual practical project, and the organizational structure on the actual day of events it was examined as to how these were continued within the village. As a result, from the enterprise operation outline, we have come to know of the interchange enterprise that was being run within the village, which has been put in place as an activity of the Rural Community Plan as an ongoing enterprise, and a new interchange enterprise that was implemented by the local administrative agency.%本研究は，農村地域における住民主体による集落内活動の継続性に関する研究として，農村地域で推進されている住民主体を基に地域の意が形成され，事業実践を行うというプロセスを取っている住民主体を基にした事業を展開し，農業の振興や農村の活性化，都市住民との交流を進められている中，住民主体による交流事業が長期にわたって推進されている地域活動の蓄積は，今後，農村地域における事業実践の継続性にも重要なノウハウとして生かすものであると考えて進められた。研究対象であるのは，神戸市が1996年制定した「人と自然との共生ゾーン条例」に基づき，推進している里づくり計画で，その事例として，1999年に里づくり計画が策定された神戸市西区神出町の北集落を対象に，里づくり計画における交流事業から，詳細な事業の取組内容と事業実践課程を集落住民の役割分担，参加者の特徴，事業遂行の組織構造に着目し，どのように集落内で交流活動の継続を支えているのかを，祌出北集落における里づくり計画の展開と実態と里づくり計画による多様な都市農村交流事業への展開と詳細な交流活動の取組内容を考察し，交流活動の事業実践による集落住民の役割と対応組織の組織間の協力関係を明らかにし，里づくり計画による地域活動が継続されているその特徴について考察した。その結果，事業の取組内容からは，集落内で行っていた交流事業を里づくり計画の交流活動として位置づけられ，実践されている事業と里づくり計画後の新たに行政の仲介で行う交流事業が実践されていることが分かった。また，事業実践における住民の役割分担からは，①自治会と隣保の両方が役割を担うことで，集落内のほぼ全員が参加していること，②交流活動の企画から運営，継続に至るまで集落が全て行っている事業と企画•仲介は行政だが，次第に当事者同士で連携していく関係に発展していること，③ファームビレッジ周辺農地と施設を利用することで，さまざまな取組みに農園利用者を対応出来ていること，④自治会や行政との連携し，補助金などで安定した交流活動の基盤を固めていることが分かった。