包括的な建築関連資格制度の構築に向けた考察

摘要

昭和25年の建築士法の制定により建築士制度が発足し55年が経 過した。また昭和58年には建設業法の改正により施工管理技士制度 が、建築士法の改正により建築設備士制度が発足した。これらの建 築関連国家資格の有資格者は、消費者・社会ニーズの多様化、高度 化の中で多様な業務に携わっている。例えば本来設計系の資格者で ある建築士は、過半が設計以外のさまざまな業務に従事しているの が実態である。