鉄骨造建物における火気を使用しない耐震補強に関する実験的研究（その3 支圧接合工法のせん断実験計画）

摘要

本研究は、新耐震設計法以前に設計された鉄骨造の生rn産施設における耐震補強工事を対象として、火気を使用rnすることなく実施できる補強部材の接合工法（以下、無rn火気接合工法とする）の開発を目的としている。rn無火気接合工法には、施工条件に応じて様々な方法がrn考えられるが、既報1),2)では、既設部材に孔開けが可能なrn場合を想定し、「高力ボルト摩擦接合」を対象とした。rn塗装されている既設部材を模擬し、現場で実施可能な除rn去方法により塗装を除去し、様々な摩擦面処理が施されrnた部材に対して高力ボルトのすべり試験を実施し、それrnぞれの摩擦係数を確認した。