地区計画制度の構成・枠組案の変遷－地区計画制度の成立に関する研究（その３）－

摘要

地区計画制度が法制化される際、建設省内での調整、rn内閣法制局との調整、省庁間での協議を経る間に、どのrnように制度の枠踏み・構成が変化したのかを整理した。rn地区計画制度は、住宅局が扱う敷地スケールと、都市rn局が扱う都市スケールの間に位置する、街区から住区にrn至るスケールの市街地を扱うことから、必然的にその両rn者で調整が必要となった。加えて、住区スケールの市街rn地を対象として、モデル・コミュニティ事業に代表されrnるコミュニティ・プランニングに当時自治省が取り組んrnでいた16)ことも、調整が必要となった要因である。