伝統的山間集落保存における防災計画手法の構築に関する研究（その2）静岡県焼津市花沢重要伝統的建造物保存地区の自然災害リスク要因と対策の評価

摘要

以下、本地区の特質のうち、防災上反映できることをrn要約する。a. 建物の配置：高い石垣、側溝の配置。b. 地rn区防災能力の向上：産業の復興、人口の増加。c. 水害のrn要因: ①明治後宅地開発による宅地が災害の危険区域に及rnんでいた。②道路整備・治山治水工事等による水路の変rn化が新たな水害リスク要因となっている。d. 畑の放置、rn山林の荒廃が様々な災害の誘因となっている。e. 地域連rn携による自助・共助の強化方策が必要である。f. 治山･治rn水の有効性等：治山施設が有効であるが、治水対策の再rn検討と定期的な防災施設の管理が必要である。