茨城県新興農場における移住家屋の設計・建設経緯 -大正・昭和戦前期の開墾地移住家屋に関する研究 その６

摘要

本研究は、大正・昭和戦前期の開墾事業における移住家屋rnの実態を検討するものである。本稿で扱う茨城県新興農場（現rn東茨城郡茨城町上石崎）は、既に報告した山形県営萩野開墾rn地（新庄市、1928〜）1)や、青森県昭和更正部落（北津軽郡、rn1934〜）2)と並び、戦前から先進的な農村経営で知られた3)。