浮遊選鉱法による改質フライアッシュ保存状態の影響に関する研究その1 フライアッシュスラリー撹拌保存期間の影響

摘要

現在セメント分野以外での石炭灰の利用は低い傾向にrnなっており，排出される石炭灰の品質が低いためセメンrnト以外の分野での適用が難しくなっている。筆者ら1）はrn企業から排出されるJIS 規格外のフライアッシュ（FA）rnを改質する手法として浮遊選鉱法を開発しており，FA かrnらの未燃炭素除去を可能とした。浮遊選鉱法を用いた場rn合，その性質上FA と水が混ざった状態，すなわちスラリrnー状態で排出される。そこで本報その1 では、この改質rnFA スラリー（Modified fly ash slurry：MFAS）のコンクリrnート用混和材としての実用化にあたり，MFAS の長期撹rn拌保存が可能であるか，1～91 日間撹拌保存した場合のrnFA 物性の変化について検証した。