テレビ朝日55年 'ニュースの商品化'に成功 バラエティー、ドラマでも独自進化工夫重ね13年G帯視聴率トップに

摘要

55年前の1959年2月1日、テレビ朝日が本放送を開始した。当初は教育専門局「日本教育テレビ」と名乗った。以後73年に総合放送局となるも、しばらく視聴率は低迷した。ところが今、さまざまな取り組みが功を奏し、2013年にG帯で初のトップに躍り出た。低迷から躍進までの歴史を振り返る。同局はお年前、NHKの教盲アレビ開局直後に、民放初の教育専門局として、日本教育テレビ(NET)として開局した。当時の編成は、教育と教養番組で80%以上と定められていた。主な株主は筆頭が日本経済新聞で、東映と旺文社が続いた。NET開局の5年後、科学技術教育番組60%を免許条件とし、事実上娯楽番組のない日本科学技術振興財団テレビ事業本部(通称=東京12チャンネル)が開局した。朝日新聞のかかわりが大きい教育専門局だった。