室内における全周囲映像投影のための幾何補正手法の提案

摘要

This research provides a correction techniques in our accessible environments like a living room. In general, such environments need correction techniques are often used for remove large distortion of images because the surfaces of the room are complex. However, by conventional correction techniques, accuracy is deteriorated by a living occurred strong indirect reflected lights In addition, available placement of a camera and projectors have limitation for surrounding projection, so geometric correspondence have limitation. Therefore, in this research, we propose a technique for these problems which decrease accuracy.%本論文では，室内において全周囲映像投影を行う際に生じる課題を解決するためのアルゴリズムの考案とその実装を行った．特に，投影したパターンの分解能が不足し，一意に位置情報を特定することが不可能な場合でも，投影したパターンの局所座標系を考慮することで，高精度な幾何補正の実現を目的とする・提案手法では，補正を行う目標のカメラ座標に対して，通常利用するコード情報に加え，目標のカメラ座標と同一平面上にあると考えられる隣接コード情報を利用し，局所座標系を生成する．プロジェクタ側でも同様に考慮し，面から面への座標系の変換によって補正を行う目標のカメラ座標のプロジェクタ座標系での位置をサブコードレベルで推定を行った．また，補正を行うための頂点数が増加することで遅延する描画速度の問題についても，求めた平面性を利用し最適な頂点数での補正を行い，高速化を図った．その結果，提案手法では補正を行うために投影したパターンの分解能が不足しているような場合でも高精度に補正を行うことが可能となった．さらに，処理時間も平面性を利用した最適な頂点数で補正を行うことで精度と描画速度の両立を実現した．