ァゼルバイジャンで水素アンモニア事業可能性調査日揮、グリーン水素·アンモニア生産可能性検証

摘要

日揮ホールディングスは、日揮グローバルと日揮による共同提案「アゼルバイジャン国におけるグリーン成長の実現と連動したグリーン水素•アンモニア導入に向けたインフラ整備事業可能性調査事業」が、経産省の「令和3年度質の高いエネルギーインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業」に採択された。同国向けに太陽光•風力発電によるグリーン水素•アンモニア生産を想定した設備•インフラ整備の実現可能性調査を実施し、将来的なグリーンアンモニア発電、輪出向け大規模生産、またインフラ整備に関するロードマップも策定する。アゼルバイジャンでは2月に策定した「2030年に向けた経済社会開発国家優先事項」の中でクリーンな環境とグリーン成長の実現を優先事項と位置付け、グリーンエネルギー活用と産業創出•確立へ動きを加速させている。同国はカスピ海西沿岸部など多くの地域で自然条件に恵まれ日照時間も長く、風力発電や太陽光発電に適した立地条件であることに加え、欧州、中東、ロシアに近接する地理的要衝に位置する。また既設アンモニアプラントを有しており、肥料向けとして国内輸送インフラも整備され、将来のグリーン水素•アンモニアプロジェクトの適地に期待できるという。