日本郵船/応用地質、国内洋上風力向け海底地盤調査才ランダのFugro社と覚書

摘要

日本郵船と応用地質は、オランダのFugro社と、国内洋上風力発電設備向け海底地盤調査サービスの協業について覚書を締結した。両社はすでに自航式CPT(コーン貫入試験)調査船の共同運航とCPT調査サービスの国内展開にへ提携中で、今回SPT(標準貫入試験)などの地盤調査全般強い応用地質も提携に加わる。洋上風力発電の建設には風車基礎設計や発電所レイアウトデザィンを検討するため、建設海域の海底地盤調査を行う必要がある。地盤調査では海上に足場を設置しその上からSPT調査を行うのが一般的とされるが、SPT調査は広域な事業エリアで多数の地点での地質調査を行う必要がある場合、調査にかかるコストの大きさなどが課題となる。このため先行する欧州では調査船でのCPT調査が主流となっており、今後市場の急速な拡大へ対応するには、SPT調査とCPT調査を組み合わせた効率的な地盤調査方法の運用が必要となる。