新生「ラグーナテンボス」と「海のまちがまごおり」の活性化について

摘要

愛知県蒲郡市に立地する『ラグーナ蒲郡』は、中部地区最大規模の屋外プールやテーマパークで構成する『ラグナシア』や、地元の新鮮な海産物や買い物が楽しめるショッビングモール『フェスティバルマーケット』などで構成される一大テーマパークで、平成14年にオープンし、年間約300万人が訪れる地域の観光拠点です。その経済波及効果や、雇用創出効果により、周辺地域の賑わい創出や、経済の活性化に大きく寄与してきました。しかし、リゾート地として計画した土地の分譲事業の進涉が滞るなどし、運営する第三セクターの蒲郡海洋開発(株)は債務超過の状況が続いたことから、同社の主要株主である愛知県、蒲郡市、トヨタ自動車(株)の間で、ラグーナ蒲郡が更に発展し、地域の活性化に繋げるにはどうすべきか、経営の方向性について話し合いを続けた結果、主要事業を民間事業者に譲渡し、第三セクターを解散する方針を打ち出しました。