SOLAS条約の改定に伴うコンテナ重量確定方法制度化に向けた取り組み

摘要

コンテナ船の荷崩れ事故の発生等を受け、オーストラリア、世界海運評議会(WSC)などが船積み前のコンテナ実重量の証明を確保するためのSOLAS条約改正についての提案をIMO第89回海上安全委員会(2011年5月)において行いました。SOLAS条約には、従前より、荷送人に対し船積み前に船長にコンテナ重量を報告する義務が課せられておりましたが、この提案を契機に船積み前に『正確なコンテナ実重量計測』を義務づけるための検討が始まりました。