北海道の僵れた農水產品•加工品を台湾へ：苫小牧港から小口混載輸送サービスを提供

摘要

苫小牧港は、北海道南西部太平洋岸に位置し、西港区と東港区からなる海岸線約24km、港湾区域約14，000haの広大な水域を有する国際拠点港湾です。苫小牧港の港湾取扱貨物量は国内第4位で、北海道の港湾貨物量の約5割、フェリー貨物の6割を占めており、道内トップクラスの物流拠点として、北海道の生活•経済•産業を支える重要な役割を果たしています。また、広大な面積を有する臨海部には製紙や石油精製、自動車開連企業、さらには石炭火カ発電所、石油備蓄基地などのエネルギー関連企業など、日本を代表する企業が立地する工業地域を形成しています。そんな苫小牧港で現在、北海道の優れた農産品や加工品などの輸送をー層拡大するために、大口貨物の海上コンテナ輸送だけでなく、小ロットの貨物輪送に対応可能な「小口混載輸送サービス」の提供が求められています。このような需要に対応するため、冷凍コンテナを活用した小口混載輸送サービスを提供し、優れた道産品を台湾へ輪送する取り組みを実施しているナラサキスタックス株式会社を取材しました。