ニューマチックケーソン工法による大師河原送水ポンプ棟築造工事

摘要

川崎市で最も海側に位置する入江崎処理区においては，合流式下水道により5年確率降雨に対応する整備がほぼ完了しているが，都市化の進展にともなう雨水流出量の増大や頻発する集中豪雨などにより都市型浸水が多発している。このような状況のなかで，大師河原排水区，大師河原臨港排水区の浸水対策，および合流改善を目的として，大師河原貯留管が計画された。本工事は，大師河原貯留管内の内挿管により流下させた汚水，および貯留した雨水を揚水し，入江崎水処理センターの着水井に送る送水ポンプ棟を築造するものである。